磁界中成型(成形)

磁石粉末を磁界中でプレス成型する事。異方性の焼結磁石を製作するための手法でフェライト磁石や希土類磁石のプレス工程で用いられる。磁場プレス機にセットした金型内に磁石合金原料を微粉砕した粉末を充填・密閉後、まだ粉末が自由に動ける状態で磁場ををかけ、粉末の粒一つ一つの向きを一方向に揃えた状態にしてからプレス圧を加える事で磁化方向が一定の方向に揃った異方性磁石の圧粉体を製作する。磁場プレスの動作は2種類に大別され、粉末のプレス方向と磁場の印可方向が同じ方向の場合を平行磁場プレスと呼び、一方プレス方向と磁場印可方向が直角の場合のプレス動作を直角磁場プレスもしくは垂直磁場プレスと呼ぶ。なお、平行磁場プレスの場合には印可磁界により一旦一方向に揃った粉末の向きがその後のプレス圧で若干傾く為、垂直磁場プレスした場合に比べると同一原料でもBr値がやや低くなる傾向がある。

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